きれいなノート、雑なノート?
- 2014.10.27 Monday
- 12:57
JUGEMテーマ:塾と家庭教師
みなさん、こんにちは。
いい天気です。
毎日こんなだとありがたい。
さて、
プロ野球の日本シリーズあってます。
1勝1負で来ています。
やはり、テレビで観ていても、
なんか雰囲気違いますね。
選手のみなさん、輝いてる。
スタンドのお客さんも、魂入ってますし。
こりゃあ、第3戦も楽しみです。
それでは、本題。
今回は、ノートについて。
「ノートの役割って?」
と訊かれたら、
「授業の板書を写すため」
「宿題の自学を書くため」
「計算や漢字練習するため」
他にもありそうですが、
だいたい、書いて遺すためって意味合いが強いと思います。
小学生の宿題も、
漢字ドリルを○○ページから、
△△ページまでってなると、
ひたすら3回ずつ書きます。
計算ドリルも、
筆算して答えを出します。
○付けして終わり・・・
宿題提出時のレベルでは、そこまでOKだから?
つまり、
ノートは足跡用、やった記録?
もしくは、証拠なのかもしれません。
授業中でも、
先生が重要例題の解法プロセスを板書した時、
当たり前だからそのまま写している・・・
塾でも然り・・・
言わば、
黒板のポータブルサイズが、
ノートみたいな。
まあ、
いろんな使い方があっていいと思います。
記録帳に使うのもよし、
雑記帳にするのもよし。
でも、
勉強は理解する、覚える、出来るようにすることだから、
そこにはちょっと工夫やコダワリが要ります。
私が高校に入った時、
英語の先生が、初っ端の授業で、
いきなりノートの作り方を話したのです。
それは、
ノート見開き、左側上から四分の三に教科書の英文を書く。
左側残り四分の一に新出単語や熟語を書いて、アクセント、発音記号、意味を絶対。
続いて、右側上から四分の三、英語の和訳。下四分の一は、授業用スペース。
こんな指示をしてきました。
私は、
(うわっ、うざ!!)
って、ぶっちゃけ思いました。
中学の時は、わざわざ書かなくても、
ある程度分かってたってのもあるからで。
案の定、
やり始めてみると、
滅茶苦茶、時間がかかる作業でした。
特に英単語が・・・
意味だけでいいじゃん!!
って思いましたよ。
なんで、アクセントや発音記号まで?
おまけに、
英文が難しいので、
辞書引きながらなので・・・
2時間はざらにかかった〜・・・
で、
次の授業で当てられていたりするから、
まあ一応はやっていくしかない・・・
まさに、予習と言う名の拷問(笑)
でも、
3ヶ月過ぎたあたりで、変化が!?
それは、
新しい単語が一発で読めるようになった。
それに、
一度覚えただけで次からはスペルが書けるみたいな。
また、
予習にかかる時間も半分になり、
和訳も、きれいな訳ではありませんが、
言ってることは掴めてるレベルまでは、
来たかなって感じでした。
そう、分かってくると楽しい!!
いつの間にか積極的に予習するようになり、
先生の指示以外にも、
オリジナルの書き込み、欄を設けたりして、
システマチックなノートを心掛けるようになりました。
英語で味を占めると、
数学でも世界史でもと飛び火。
私のノートには、必ずどの科目でも、
4分割の線が入っている。
このせいで、
今でも4分割するクセは抜けていません。
教科書の文を書き写す。
時間のムダ?
近頃、
先生が教科書の英文をコピーして渡してくれるとこもあるようで、
生徒さんには都合がいいかも。
でも、
英語に慣れる、親しむって点からは、
どうなの?
小学生の漢字の宿題も、
せめて2分割にしたら、
左側は写して、頼って、練習するページ。
で、
右側は、覚えてるかをチェックするページ、仕上げのページって、
システマチックになる気がします。
社会の歴史用語でも、
目だけで和同開珎、平等院鳳凰堂、元寇って分かっていても、
実際書けなければいけません。
ならば、
単に、これらの単語を漢字ノートのように、
2分割で書いて覚えるだけでも、
吸収度が違ってくるのではないでしょうか?
きれいに丁寧に書く必要なし。
簡単に言うと、
雑、下手、自分しか読めない・・・って感じでいい。
計算は、結局考えて止まっている時間がなく、
スラスラ状態が目標。
だから、
どこに書くかとかは瞬時に判断しなければいけません。
実は、
これもスペースの使い方、空間の利用を練習する勉強なんですけどね。
また、
書いたら、いちいち鉛筆を置いて消しゴムを使ったり、
書き直したりする必要もないと考えます。
なぜかと言うと、
まず、ぶっちゃけその時間で、計算もう1問できるでしょ?
ってことと、
間違った答えを残しておく!!
これが重要なんです。
みんな、
やばいからすぐ消しゴムで消しますよね。
消さなくてもいいんです。
そのまま残しておいて、うっすら×印・・・
で、
ヨコかシタにもう一度。
正解は1つ、
でも、間違え方は多数。
なら、
自分がよくするミスを記録しておいても、ここに本文を記入してください。
バチは当たりません。
ノートは、大きく大胆に、濃く書く。
そして、間違えは消さない。
消さずに、隣でも下でもいいから書き続ける。
答えが合わなければ、
同じ問題を書いて書いて、解きまくる。
全面、計算式、数式!!
確かに見栄えは悪いけれど、
正解した時の充実感ときたら、
このうえないものですよ。
成績アップには、
記録するだけではなく、
繰り返して、覚えるためのノートが必要です。
記録するのは、
見て書き写すだけの作業。
でも、
出来るようにするには、
その後の練習と定着のプロセスが必須です。
成績がなかなか上がらないのは、
もしかしたら記録してるレベルで、
勉強したと思っているからなのかもしれません。
「終わった〜、はい終了」
ではなく、
覚えたかどうかをチェックする、
そうでなければ、覚えるまでひたすら書く!?
ここまでもう一歩踏み込んでみたら、
それは、
大きな変革の一歩!?
きれいなノートなんて要らない。
必要なのは、
紙とペンと、
ちょっとした自分へのコダワリ、
なんです。