『E判定』からの凱旋
- 2019.04.29 Monday
- 06:03
JUGEMテーマ:塾と家庭教師
みなさん、おはようございます。
生憎のお天気・・・
10連休に入りました。
平成もあと少し・・・
令和の足音が聴こえてます♪
さあ、
時代の境目、
何をして過ごされますか?
先日、
新中1の生徒さんが、
「僕、その時徹夜しますよ」
って豪語しておりました。
「あらぁ♪」
それを聞いたお母さん、
なんかニコニコ☆
「ほお、寝ないんだぁ!?」
って私。すると、
「はい!ゲームして起きてます」
「そっちかよっ!!」
お母さん、カクンってなってました。
徹夜=仕事 or 勉強の先入観強し^^;
まあ、
こん時くらいはそれもいいかもです。
要は、
変わり目を体感することだし。
さて、
数日前、
久し振りにブログを更新して、
新年度をスタートさせました。
えっと・・・
ブランク中は何もなかった訳でもなく、
結構『誉』的なこともありました。
ちょっとずつ紹介して参りますね。
今回は、
3月の公立高校入試でのエピ♪
小学6年生から、
担当させていただいてる生徒さん。
おちゃらけたキャラだけど、
屈託がなく、
なんか憎めない○○○君。
お兄さんの時同様、
いよいよ勝負の時!
2月初旬・・・
最後の模試結果が出た。
合格ラインには程遠い、
判定は『E』・・・
出願の変更も余儀なくされる成績。
複雑な溜め息と軽薄な微笑が、
やけに歯痒い・・・
「やっぱりダメだったし・・・」
結果は予測していた?のか、
凹みはあまり感じられない。
「先生、無理ですよね?」
この時、本来の私なら、
「いや、たとえ模試の結果がEでも、
君が○○高校へ行きたいんなら、
まだ無理とは言えないよ」
と伝えるところ・・・
「もう自分で答えは決まってるんでしょ!?」
なんとも突き放した味気ない言い方・・・
まさに、らしくない!!
第2志望が判定『C』
好調な時は『B』も出ていたんで、
・・・てっきり
が私の中で先行してしまっていたのだ。
だが・・・
2月中旬の私立一般で、
お気に入りの高校に合格したことで、
事態は一変する。
お母さん曰く、
「○○○○を受かってくれたので
安心しました。先生、ありがとうございました」
お母さんは、本当にうれしそうだった。
聖母マリアのような微笑み♪
私は、
忘れていた何かを思い出したかのように、
生徒さんとお母さんに向かって、
咄嗟にこう切り出していた。
「公立高校は、○○高で行きましょう」
勝負だ!
「残り日数あんまりないですが、
できる限りのことしてみます」
返事は、
「はいっ」
そこには明確な『意志』が含まれていた。
直後の生徒さんは、
ふっ切れた表情をしながらも、
相変わらずおちゃらけている。
・・・もしかして??
残り2週間で、
何ができるのか?
何をすれば増点に繋がるのか?
・・・社会だ!社会しかない!
単純だが正解だと直感した。
だからこう告げた。
「いいかい。ここからは『社会』だよ。
『社会』に全てを注ぎ込んでいくよ」
「他はいいんですかぁ?」
生徒さん、不安げに首傾げる。
そこで私、
目を見て堂々と、
「うん、いいよ。社会だけでいい」
見事に極端過ぎる指示だ。
でも根拠はある!!。
「はいっ!」
実に歯切れのいいYES♪
鬨の声、天まで届け↑↑
3月13日午前11時。
「○○高校、合格しました」
生徒さんから連絡あり♪
「うおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおお
おめでとーーーー!!」
「はいっ」
「???あんまりうれしそうじゃないね」
「いいえ、うれしいですよ」
・・・そうだ、こんなヤツだったし
お母さんに代わってもらい、
「おめでとうございます。
○○○君、やりましたね♪
大逆転です」
「ありがとうございます」
声が震えている。
「先生に社会って言われて、
あれからずっと社会してました。
本気で勉強してました」
・・・俺の言葉、
○○○君の魂に突き刺さってたんだ
そう思うと、
目頭が急に熱くなった。
そして・・・
高校に入学してからも、
家庭教師は続いている。
相変わらず、
おちゃらけてはいるが^^;
・・・彼にはこれが最強の武器!?
『E』判定でも合格は可能である。
この止まった『やる気』を、
再起動させるのが、
私の『仕事』なんですね。